松本零士「ワダチ」
大四畳半シリーズでもあり、SFでもある、この作品。
冒頭で、いきなり下宿館(男おいどん)とアパート荘(聖凡人伝)が並んで建っている。ファンにはたまらないです。
ストーリーは、主人公を含めた日本人が宇宙に移民して、別の星で原始人のように暮らしてゆくという漫画。
ちょっと漂流教室をくずした感じもうけるかな。

おでんの屋台をひいている主人公の脇を、兵隊の列が通ったりする漫画。
松本作品にしては、珍しく、最後が少しはまともに終わっている。
うーん、でも、ちょっとコア過ぎて、ファンにしか薦められないかな〜。
同じようなテーマなら、四畳半色はなくなるが、「帰らざる時の物語」をオススメします。